構造物の遊園地 グエル公園
やっとの思いでグエル公園到着。
地下鉄(L4)「Alfons X」駅から歩いてくる人たちももみな登り勾配に「ぜえぜえ」。
グエル公園、2018年12月3日にグエル公園の市バスの乗り場もなくなったのでタクシーか駅から徒歩だから。
私たちはずっと歩いてきたので、端っこからたどり着いたようで正面玄関ではなく、左側の上のほうの入り口に到着しちゃった。
時刻は9時。
心の隅に「うまくいけば無料時間に入れるかも」と思ったが、朝食でまったりしていたので全然間に合わなかったし。
入場料は一人8.5ユーロ。(1080円)
チケットを買う客は4人だけ。
このぎりぎり有料となった時間帯のあるある、だ。
ちなみに7~9月だと予約していないと入場制限があり、チケットを買えない場合も普通にあるらしい。
観光はオフシーズンだけれども、さすがはバルセロナ、観光客多い。
しかも日本の大学生たち、韓国の大学生たちの多さに驚く。
卒業旅行シーズンなんだなあ。
グエル公園で憧れの初ガウディ生作品を間近にじっくり見れる。
細部にいたるまでじっくり見て
「やっぱ生だぜ」
斜めトンネルの影も絵になる。
人が途切れるのを待ったが途切れるわけはなく。w
こんなぽつんとあるような鉄製の扉だって、ただものではないよ。
もう無駄な空間に無駄な細部にいたるまでの遊び。
最高です。
タイルのコラージュ。
これは
ほんの一部だけれども長い壁には全部異なった柄がコラージュされている。
公園内の見晴らし台からバルセロナ市内の写真を撮る。
グエル公園が高台に位置しているのでこんな写真が撮れる。
観光客の皆様が世界中から同じ構図でカメラに収まる。
写真! 撮る撮る撮る。
きりがない。
振り向いただけで、視界の隅々に遊びの流形線が飛び込んでくる。
人の心をほんわかさせる流型にこだわった構造
圧倒とか圧巻ではなく、ここは「わくわく」がいっぱい。
しかしながらガウディから始まったものが世界中にたくさんあるのも頷ける。
凹凸があるタイルの壁。
曲線重視を曲げない。
よ!大将
巨大な公園なので歩く覚悟は必要です。
だいたいここまで歩いてくるのが無謀だったかも、後で考えたら。
遅いって。w
グエル公園まで徒歩20分以上とふんだら、すぐにタクシーに乗ることをお勧めします。
なんだ坂、こんな坂、が待っています。
グエル公園 とかげ君見っけ!
末娘が
「ん? あごひげ???」
世界一有名な「とかげ」くん。
末娘「あれ、あご髭なんかあったっけ? 違う、コケやわwww」
グエル公園の正面入り口に左右一つずつ似たような建物がある。
それらの建物はグエルパビリオンズと呼ばれている。
入り口から見て、向かって左側がお土産屋さんで、右側が一般家庭だった場所で今は無料で「インフォメーションセンター」として中に入れる。
もちろん小さな建物なので入場制限あり。
そんなに人がいなかったにもかかわらず、狭いし、早く出たい気持ちになる。
階段は上から降りてくる人がいうと上がれないのでタイミング悪いとすすめない。
「譲り合いの精神」なんかだしちゃうと降りれない。w
曲線の部屋は住みやすいのか。
家具とか置きづらいなあ、けれども、間違いなく「楽しい住処」だ。
これはトイレ。
トイレ。
6つあるうち4つ壊れていて長蛇の列でした。
入ってきた山側の入り口ではなく、正面玄関からでる。
こちらが正面玄関。
普通はこちらから入場なのね、と。w
外に出たところで不審者発見!!!!(すみません、怪し気満載で・w)
だって排気ガスすごくて
後ろの2つの〇タイルにはGuellという文字が丸の中に丸く描かれている。
さよならグエル公園
おなかもすいてきたし、出て市場にいくことにした。
バルセロナで一番有名なボケリア市場。
ここから徒歩30分。
さあ、行こか。
カサミラまで来た道を戻る。
帰りは下りなので楽だ。
もう昼なので朝と違い観光客も車も大量。
歩いていると排気ガスがすごいのでマスク着用。
ヨーロッパでマスクして歩いていると日本人とすぐばれるほど、だーーーーーれもマスクしていなかった、日本人以外。笑
めだたない格好でスリから身を守ろうと思っていたがマスクが目立ちすぎて、しかも「日本人です」を吹聴しているような。w
バルセロナでは物乞いやホームレスをひんぱんに目にする
ここで少なからずショッキングな光景を目にする。
コストコにあるような大きなショッピングカートを引いた黒人の、たぶん17歳かそこらの少年が歩いていた。
そして道路のいたるところに設置されている(本当にごみ箱は3m置きに設置されているのでは?と思うほどいたるところ)ごみを漁る。
あ。。
言葉に詰まる。
この日、夜までに三人の黒人、アラビア系のショッピングカート青年たちを見かけた。
そして観光建築物での物乞いの多さにも驚いた。
ユーロ圏内、ハンガリー、ギリシャ、スペインが経済破綻しかかっているという話を痛烈に思い出す。
またアフリカ大陸から海伝いに上陸した人々のスラム街がスペイン領土の下部に広範囲に広がっているのも事実だ。
昼食・麺のパエリア Fideua carta フィデウア
時刻は正午。
食事は午後1時から開店の店が多く、カフェばかりだ。
お昼はフィデウア
ちょうどカサミラ近くの大通り沿いを歩いていると、とてもとてもシックな建物のレストランの客引きのお姉さんがメニュー看板をがたがたと出していた。
「今いける?」
と聞いたら、
「どうぞどうぞ」
と、お客様第一号で、階段で二階まであがり入る。
エレベーターもあったのね、登ってから気づいた。
末娘が食べたいといっていた「麺のパエリア Fideua carta フィデウア」9.86ユーロ(1252円)。と生絞りオレンジジュースを二つ頼む。
生絞りオレンジジュースZuma de Naranja 5.15ユーロ(654円)を二つ。
なんか初日でチップ感覚になれずに「チップは10%」みたいに思いこんでいたので2ユーロをクレジットで支払うときに
「チップとして2ユーロ上乗せして」、
とカードを切った。
チップは1ユーロぐらいでよかったな。
雑誌には「パエリアのパスタバージョン」と書いてあるが、私には「焼きそばのパスタ、オイリーバージョン」。
いや、これがかなりオイリーで、たぶん寝不足もあり、胃もたれがすごかった。
とりあえずおなかが満たされたので、お目当てのボケリア市場(サンジョセップ市場)まで歩く。
15分くらい。
行くよ。