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元ロック雑誌のライターでアートプロダクション経営者のどんぶら旅日記

2月14日木曜日④ バルセロナ 夜は無料のピカソ美術館へ

 ピカソ美術館はゴシック地域の路地の先にある

夕方6時に起きる。

 

ピカソ美術館に行くよ!今夜は無料日だから!」

 

と美術館にさほど興味のない末娘が「無料」という言葉に力こぶが入っている。w

午後6時から午後9時まで無料だという。


毎週木曜日の午後6時以降と第1日曜日の終日が無料になるのだ。

しかも「ホテルから徒歩5分」。
今回のホテル、ロケーション完璧やな。

ホテルの前の大通りを突っ切るとすぐに路地に入る。
ゴシック地域だけに古い小路の雰囲気も建物も、中世までさかのぼる古くからの人々の生活の景色が見える。

 

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でも正直、ライトないと不気味だし、人がいないと怖い。

人が見えないと少し怖い。

 

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でもこの路地の雰囲気が怖くてもいいんだな、これが。


午後6時、この路地の空いている店は半分くらい。
飲食店街と違い、服、雑貨のお店だからか。
ここは少し路地の中でもメイン路地みたいなところ。
裏路地はまっくらで寂しい。

路地を右へ左へ曲がってすぐにでてきたピカソ美術館。

 

路地の突き当りが人だかりがしている、そこが美術館だ。

 

 

ああ残念、空振りのピカソ美術館!

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タイムスリップしたかのような小路をぬけていくとあった、ピカソ美術館。
美術館らしからぬ建物が良い。
早速中に入っていくと、チケットもぎりのおばさまが「チケットは?」と聞いてくる。
びっくりして
「え?無料ではなかったですか?」
と尋ねると
「無料でも予約チケットがいるのよ~
今日の分はいっぱいなの~」
と。

あちゃ~

無料でも予約券いるんや!
不覚や。

行かれる方はここで予約してちょ。
無料入館用のチケットがネットで4日前から。
http://www.museupicasso.bcn.cat/en/

まあ、「入れない」となったが、引き下がるのも素早く「ほなら帰るか」と、あっさり諦める。
末娘はもともと興味がない。
私はギャラリスト(ギャラリー運営)を15年していたので絵は大好きだが、それゆえに、海外でも国内でも美術館巡りは欠かしてこなかった。
なのでピカソの青の時代の作品なども含め、日本、ロンドン、スイス、フランスで鑑賞してきたので私としてもあっさり「いいや」。
ちなみにギャラリストは成り行きでなってしまったので絵は詳しくなく、現在進行形でいろいろ勉強したり。
ちなみに一番好きな美術館は群を抜いて徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」。
何度か通いました、美術歴史はここで勉強たくさんできます!(入場料高いけど)


こんなこと大塚国際美術館でしてました。(次女と)ww

 

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健康ランドのポスターみたい。w(次女と)

 

 

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絵を体験する! 次女と。

先だってのNHK紅白歌合戦で米津玄師(ヨネヅゲンシ)さんがここから生放送で中継したおかげでいきなりメジャー美術館となりましたが、お薦め!
本物の絵は一枚もない、というところがミソだけれども。w

ちなみに、私の昔の本業は絵とは何の関係もないロック雑誌の編集者、ライターだ。
1970年代以降のロックシーンはお任せあじゃれ!
映画「スクールオブロック」にでてくるロックバンド全部リアルで知ってる~
ジョジョの奇妙な冒険」にでてくるキャラの名前が全部わかったで!
みたいな。ww

ああ、話も写真もそれまくってしまった。
すみません。
話戻って、入れなかったピカソ美術館。
まあ、すんなり帰るのもなんだな、とミュージアムショップだけ覗いてみることにした。

 

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ミュージアムショップ

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結構色々とある




ポストカードの一枚でも、と思いつつ、何も買わずに美術館を出る。


おまけ

 

これは20年前に3人の娘たちと行ったスイスのルツェルンピカソ美術館。(今は移転して市の管理になり大きくなったローゼンガルト・コレクション)三女の末娘はこんなんやった。w
二人の「若さぶり」にびびるわ。

 

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というわけで(←なんのわけや?w) ピカソ美術館を出て街ブラ。
賑やかなレストランという感じでもなく、カフェでパンというのは寂しい、と食堂を物色していたら、いいところがあった。


セルフ飯屋「ローストラム」

セルフのご飯屋さんバルセロナバージョン。
「ローストラム」という店、
「空いているしここがいい!」
と入る。

お店入り口にて。

 

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ありとあらゆる調理済み料理がパックに入っていて自分で選んで持っていき精算したらレンジでちんして そこで食べてもいいし 持ってかえってもいい店。
コンビニのイートインのような。


なんて書いてあるかわかりません~♫

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マカロニ、パスタ、スペインオムレツコーナー。
レンジでチンで即いけます。


私はサラダとにんじんケーキとコーヒーをば。
コーヒーを頼むとき、長女に教えられた
「スペインのコーヒーのコルタードをスペイン語でたのむとスペインの人笑顔になる」ということだったので
「ウン コルタード ポルファボール」
と言ってオーダー。
通じたし、笑顔を返されて嬉しかった。

そうそう、スペインは英語通じない、とたくさん言われてきたけど、通じる!
アクセントなど強烈だけれども通じる!!!
基本単語叫べばOKは語学の基本。

左の写真写りが大変悪いこのサラダ、ナッツやチーズがいっぱい入ったこのサラダ、んまい!!
ただし、右手のキャロットケーキは激甘で完食ならず。

 

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サラダ美味しい~♪


店内のイートインには私たちだけ。
意外。

窓の外を眺めながら、しばし食事を楽しむ。

しばらくしてのそのそと椅子から立ちあがり、またてくてくと歩いて5分、ホテルに戻る。
ホテルでそれぞれ好きなことして就寝。

今日はこれにておしまい!