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元ロック雑誌のライターでアートプロダクション経営者のどんぶら旅日記

2月15日 金曜日 ③ バルセロナから郊外のモンセラットへ

初地下鉄・初国鉄で郊外のモンセラットへ!


時刻は11時半。
午前中で観光できたので、午後は少し足を延ばして電車で1時間のモンセラットに行くことにする。


バルセロナから日帰り観光地として一番人気の場所。


見どころはカタルーニャの聖地として、また巨大な奇岩が連なる山、そしてその山の中腹にある有名な修道院を見に行く。
午前中にいかなきゃだめ、みたいに旅ブログにいっぱい書いてあったが、オフシーズンだからいいやん、と昼からの出発。


山の上で気温が寒いというから、リュックに厚手のセーターやらいっぱいいれてある。
サグラダファミリアから初地下鉄に乗る。

 

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サグラダファミリア駅 ホーム

 

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スペイン広場地下鉄駅


二回乗り継いで「スペイン広場」に。
そこから国鉄に乗る。

 

地下鉄の改札

 

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地下鉄の出方がわからず、いや、チケットを入れる穴やかざす場所がないので、出口ゲートでチケットを改札口に適当にばちばち当ててみるが扉は開かず。
「出せ~ここから出せ~」
と適当にあちこちチケットでたたいていたら、スペイン人の若い男性が、私たちの前に来て、すっと出て行った。
何もかざしたりいれたりせずにただ出ればいいんだと、彼は行動で教えてくれたわけで。
男性は私たちを振り返ると「に」と笑って行った。
いや、どちらかというと「くすくす」だったか。
「あ@  かっこわる。」
でもグラシアス、おにーさん。写真右の人( ´艸`)

 

国鉄の駅。スペイン広場 (Plaza Espana) 駅からカタルーニャ鉄道(FGC) に乗り1時間程。
途中、ロープウエイか登山鉄道に乗り換えてモンセラットに登るのだ。
券売機で英語表示にできる。
誰かの旅ブログでも細かい買い方が写真つきででている。
ロープウェイでモンセラットへ行く場合の流れは、Aeri de Montserrat 駅で下車。下車したらロープウェイ駅へ移動
が。
それを見るのも面倒になり、さっさとインフォメーションにいるおばちゃんに
「モンセラットまで往復二枚。
せやなあ、行きはロープウエイ使って、帰りは登山鉄道でよ・ろ・し・く」
みたいに言って全部買ってもらった。
観光客は誰もが同じような買い方をするようで、さっさか買ってくれる。
ありがとう、おばちゃん!
次の電車まで20分。
おばちゃんに
「電車の中で物食べていいの?」
というと
おばちゃん「もちろん。食べれるわよ」
私「買うとこある?」
おばちゃん「そこにハンバーガー屋が一軒、二階にもう少しましなカフェが一軒あるだけね。
そこで買ったらいいわ」
私「ありがとう」
というわけで二択おすすめの二階のカフェで昼食を買う。

 

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半分食べて、あとは電車で食べよう

おなかがすいたので半分食べ、あとは電車の中でピクニック気分で食べようとお持ち帰りにする。
英語通じる。
安かったなあ、ここ。

 

 

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国鉄。この左の電車に乗る


10分前にホームに行くと電車が入っていた。
がらがらだったので先頭車両まで歩き、乗る。

左の電車がモンセラット行き。R5号線のManresa行き
さあ!
行くよ!

 

 

電車+ロープウエイ=モンセラット

 

 

電車に乗り込み、遠足気分でわくわく。
天気がいいので嬉しい。

電車が発車。
ピクニック気分で紅茶やらサンドイッチやら出していると、各駅停車で停まるたびにどしゃどしゃと人がなだれ込んでくる。
普通の市民たちのほうが観光客より圧倒的に多い最初の数駅。
横の席に座ったスペインおばちゃんが、もぐもぐタイムをしている私たちをガン見。

思わず視線が気になり

 


「禁食車両?いやいや、おばちゃんいいって言ったもん 汗」


と思いつつ、気まずさにそそくさと食事を切り上げる。

そうか、これは南海電車高野山に向かう普通電車でもりもり駅弁を食べている外人の図、東京でいうならば、新宿発高尾山行きの京王線の車内で弁当広げている外人の図、なんや、と。


かっこわる2。


でもバルセロナ郊外にでるとモンセラットに向かう観光客ばかりで、ほら、遠足だな、とまた飲み物をだしたりする。


しばらくして、警察犬が巡回にきた。


ぎくりとするのは単純に条件反射。警察への。w
偽物警察の話はヨーロッパでよくよく聞いているが、これはどう見ても本物でしょう。
警察犬(シェパード)と、がたいの良い警察官は私たちのすぐ後ろの扉付近で留まっていた。
その間、口輪をした警察犬の頭を警察官の人がずっとなでていて、なんだかほんわかする光景だ。
私たちが下車した時に扉から下車客をチェックしている様子をカメラに収める。

おとなしくて凛々しいわんこ。実際大きい。
私たちはこの扉、自転車マークがある扉の裏の座席。

 

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わんこにとっても優しい警察官

Aeri de Montserrat 駅で下車。(登山鉄道で行く場合は別の駅)
ここからロープウエイに乗る。

一度改札を出て、ロープウエイ乗り場まで歩く。

 

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ゴンドラ駅前展望広場


ロープウエイ乗り場の広場。
山を見て見て。
ゲーテが“魔の山”と呼んだ場所。

 

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チケット売り場


ロープウエイ乗り場
がらがらごー!(なんでもありません。わかる人だけ笑ってください・w)

 

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全く並ばずすぐに乗車


出来て100年の代物のゴンドラ。
がたんがたん音がゴンドラだよね~

 


「モンセラット」とは「ギザギザな山」という意味

 

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右上に駅がある

 

上にあるのがモンセラット駅。
ギザギザ山や~!!
ガウディがサグラダファミリアの構想をこの奇岩から受けたという話は有名だし、この光景がたくさんのインスピレーションを誰かれにもたらすのは道理とも言える。

 

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ロープウエイの駅から下を撮影

 

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これがロープウエイ頂上駅。
モンセラットの標高は1235mだが、ここは中腹で標高は725m。

 

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右側に登山鉄道のレールがある。
帰りはロープウエイでなく、この鉄道で下に降りる。

はてさて、ここからが阿呆の始まりだ。

 

 

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まずはこの写真をご覧あれ。

後ろの建物は目的地の修道院で、観光名所の修道院付属大聖堂はまさにこの裏にあった。

 

ぷは~