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元ロック雑誌のライターでアートプロダクション経営者のどんぶら旅日記

2月15日 金曜日 ④ 黒いマリア像のモンセラット修道院

迷いようのない道で道に迷う母娘orz

 

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行き方は駅前広場を左に行って修道院の裏にまわれば大聖堂、徒歩3分、が正解。

ところが、私たちは駅前に出ると、何十人もの人々がぞろぞろ右手に歩いていき、また右手からも大量の人々が駅前に向かって歩いてくるため、「右にいけばいいんやな」と何も考えず右流れの群れに合流した。
そしてぞろぞろ歩いていく。

展望台があった。

 

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素晴らしいパノラマ!

 

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展望台をすぎ、まだ人の流れに従って右へ右へと歩く。


「駅から徒歩1分とあったけれど遠回りしてる?私ら?」

と一瞬思いつつ、だんだん人がいなくなっているのにも気づかず右へ右へ歩いていく。
あれ、人いないね、気持ちいい~♫ 程度の能天気ぶり。

 

 

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迷っているのを知らずにはしゃぐ図1

 

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迷っているのを知らずにはしゃぐ図2

 

 

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ほら誰もいない。

 

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迷っているのを知らずにはしゃぐ図3
このようなモニュメントが50mごとにある。

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迷っているのを知らずにはしゃぐ図4


すると行けども行けども森に入っていく道ばかりで建物はおろか、あれだけ歩いていた人の影もない。

あれ?と思ってよくよく付近を見たら、駐車場が崖一つ下分にあり、あの大勢のぞろぞろさんは観光バスの帰る客、到着した客、だったことがうかがえた。
ここはバルセロナからバスツアーが大量にでている場所。
バスの駐車場がそこだったため、大量の観光客がこの駐車場から出入りしていたのだ。
あれ?
あれ?
と思いつつ、さらにさらにさらに歩き、だれも歩いていない超不気味な山の静けさに包まれる。
これはこれはやばい、と思って20分くらい歩いてきた道をもったいなくも引き返したわけで。

でも私たちが歩いていた道は整備されていて、どうやらスペイン戦争の時に、黒いマリア像を隠した窟への道らしい。
遊歩道も観光の一つとしてあるのだから、あながち迷ったけれどハイキング観光もしたということになる。
私と末娘は歩きながら、大阪の交野市にある府民の森を散策している感じになり、
「ま、いいんとちゃうか」
と。
時間に縛られない個人旅行だからありだよね~と言いつつ、引き返す。
負け惜しみ。

 

 

駅前について振り出しに戻る。

 


左に50m歩いたら看板あった。

 

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読めないけど → はわかる。w



迷子になって正解やん!

 

サンタ・マリア・モンセラート修道院付属大聖堂(Monasterio de Montserrat)。
キリスト教の聖地とされている。
アーサー王の聖杯伝説に登場する修道院だ。
ちなみにアーサー王は好きで、昔イギリスで「アーサー王トレイル」(アーサー王ゆかりの土地巡り)を車でしたことがあり、アーサー王生誕の地、ティンタージェルで、「魔法使いマーリンが生まれた洞窟」というのがあって、それはないわ、と思ったことが。w

少しだけゆるやかな坂を上ると、本当にすぐ裏にあった。

その光景!

 

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自然の造形と創造の力


きゃあ~
なにこの自然の中における在り方!!
岩に飲み込まれている??
360度見回しても今まで目にしたことのない奇岩との構図に惚れ惚れ。

圧巻、ってこういうこと!!
ガウディが通った創造を想像させる場所ね。

さあ入ろう!

 

モンセラット修道院
サンタ・マリア・モンセラート修道院付属大聖堂

 

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入り口。
誰もおりません。

ここが素晴らしいのは入場料も無料。
え?と真剣に思った。
無料??
しかも建物の外も中もとても美しく保たれている。

天正10年(1582年)にキリシタン大名が13歳、14歳の少年4人を天正少年使節団としてスペイン、ポルトガルに送ったが、その彼らが立ち寄った修道院でもある。
キリスト教を日本で布教させるためのお遣いだった彼らが遠路はるばるこの辺境の地まで来させられたのは、ここがキリスト教における大事な聖地だからだ。
なんか、初めてヨーロッパを訪れた日本人である彼らに続き、430年後の今、大量の日本人が同じ場所を訪れているのだと思うと感慨深い。
どうやってここまで登ったんだろう。
ふとウンベルト・エーコの著書「薔薇の名前」の冒頭シーンが。
切り立った崖のてっぺんにある修道院へ、推理探偵なみの頭脳を持つ神父が弟子とともに立ちよるのに、崖を必死で歩く、という。

 

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時刻は午後3時。
観光客も全然いないのだ、逆に。
電車は一時間に一本。
バスも正午の聖歌隊目当てに大量にくるので、中途半端な時間にくるとここまで人がいないのだ。

 

迷子になって正解やん!← 負け惜しみ2

 

 

入り口を入るとこんな感じ。
左手ミュージアム

 

 

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今日は迷える子羊、地でいきました。と報告。
え?老羊?
え?豚? www

 

 

 

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この扉をあけて中庭に入る。

ここが修道院の中庭。

 

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この中央のサークルがパワースポットだと言われている。

みな円の中に座る。

 

 

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みな、のうちの一人。

 

 

回廊

 

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 回廊の天井

きれい。

 

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 足元。

きれい、いや、本当にきれいにしています。

 

 

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迷ったおかげで老羊、少し疲労

 

 

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ここからマリア像に会いに行きます。

大聖堂の右入り口がマリア様への回廊。

 

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自然と厳かな気持ちにさせらる。

 

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誰もいないのでなおさら静謐感が。

有名な「黒いマリア様像」への道のり。
夏場や午後は30分ぐらい並ぶのだそう。
冬場で午後遅くだと貸し切り状態。

 

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マリア様は高い場所に鎮座しているので、階段をずっと登る。
壁の絵につい足を止める。

 

 

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この階段を上がるとマリア様像が。

 

そしてそして



黒いマリア様

 

 

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ご対面です。
ケースに入っていらっしゃるが、左手は直にさわることができる。
「願いごとが叶う」
と言われている。
なぜ黒いのか所説あるらしいが、世界には他に黒いマリア像が何体あるからして、それほどまでに稀有なことでもないらしい。
マリア様の横の階段を下りていくと小さな礼拝堂があった。

 

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雰囲気がとても厳かでいい。
個人観光客がちらほら。
椅子に座り、その美しさを堪能する。

 

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礼拝堂をでて進路→に従って来たときとは別の回廊を行くと、もう出口だった。

出口にはこのような燭台が。

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お祈り用のたくさんのキャンドル。
自分で箱の中に寄付し、自分でキャンドルを取って燭台にともすのだ。


寒いから温まるわあ、と不謹慎な行為も神のご加護のと。
外に出ようとしたら、末娘が
「もう一回マリア様のところに行きたい」
と言い出す。
「ちょっと見たいものがあるから」
と意味深なことを言う。