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元ロック雑誌のライターでアートプロダクション経営者のどんぶら旅日記

2月15日金曜日 ⑤  サンタ・マリア・モンセラット修道院付属大聖堂2巡目

もう一度マリア像の場所に行きたい!

一時間に一本の電車の時間まであと30分あることだし、もう一度入り口から回廊に戻って、マリア様のところにいく。
すると途中、左手に降りれる階段があった。
先ほどはマリア様のところまで行くんだ、的みたいにまっしぐらにせっせと登っていたので気づかなかった。
降りてみよう!

小さな小さな礼拝堂があった。

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私的には、「ほんとうの棺だったら怖いんですけどモード」

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へえ、とまた回廊に戻る。

 

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この階段を左手に登るとマリア様像が。


階段を上がり、マリア様再び。
末娘が何を思ってもう一度登りたかったのか。


「マリア様の天井がいい」

 

だった。

見あげる。

 

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天井
本当だ。

ぴかぴかに磨かれた天井が可愛いらしく温かい。


さらに末娘は
「マリア様が見下ろしている景色が素晴らしいから見て!」
と言う。
高い位置にあるマリア像は、眼下に大聖堂を一望しているのだ。

本当だ。
マリア様が見守っている構図となる。

 

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しばし下を見ていると、お掃除係の女性がマリア様の手を拭きにきた。
熱心に乾いた布で皆が触る手と玉を拭いている。
にっこり笑って挨拶する。
すっかり満足して、再びキャンドルの回廊を通り出口に出る。

 

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出口の扉。

 

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景色が素晴らしすぎてここで立ち去りがたい。

 

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神父様が立ち話をしていたのだが、それさえも絵になり、まだまだその景色の虜になっていた。

 

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でも帰ろう。

 



道に迷ってハイキングになってしまったけれど、好天で、とても暖かかったので逆に得した気分にもなる。
常にポジティブシンキング。
これ大事。
駅で登山鉄道の時刻表を見ようと駅に行く。

 

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外に電光掲示板があり、あと10分でバルセロナ方面、登山電車でるよ、の案内が。
これを逃したら一時間後なのでこれで帰ることにする。

 

 

帰りは登山鉄道+電車=バルセロナへ帰る


全然見かけなかった観光客がぞろぞろホームに集まっていた。
発車時間までどこかで時間をつぶしていた人たちだ。
一番前まで歩いて先頭車両に乗る。
ラッキー。
パノラマビューの特等席!運転手つき。w

 

 

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周囲に人がいないことをいいことに、足を伸ばす。

 

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だって、いや、本当によく歩いたから。← 言い訳
くたくた。

日が暮れてきた。

 

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この色合い。
ちなみに本日は晴天の極みで本当に暖かかった。
15度あり、「モンセラットは山で寒い」と聞いて用意していたマフラーもセーターも不要で、逆に歩きすぎて暑かったほど。
登山鉄道は3駅で終点。


モニストロル・デ・ モンセラット駅。


ここからカタルーニャ鉄道でバルセロナに帰る。

登山鉄道で味をしめ、ここでも先頭車両にのるが、パノラマ仕立てでもなく普通の電車なので景色を楽しむということはなく、まじめに座って過ごす。w


駅ごとにバルセロナに行く人がたくさん乗り込んでくる。


途中、数人のアフリカ系のティーンエイジャーが大きなラジカセを持ち込んで乗車した。
高校生のようだ。
車座に座ってラップ音楽をがんがんかけて、歌ったり踊りだしたりする始末。


私たちの1車両分後方なのにすごい音量で、たくさんの人たちがいる中での騒音、歓声、嬌声。


少し離れていて良かった、と思った。


日本では考えられない「迷惑行動」だけれども、こちらでは「通常の光景」なのかな、とか、至る所にスプレーで落書きされているのを見ても思う。

夕方5時半バルセロナ スペイン広場駅に到着。

 

さあ、晩御飯!!