発見のモニュメント
ジェロニモス修道院から公園をつきって徒歩数分で「発見のモニュメント」に到着。
大きい!
発見のモニュメント(パドラオン・ドス・デスコブリメントスPadrão dos Descobrimentos)は、テージョ川岸にある大航海時代を記念したモニュメントだ。
過去のポルトガルの栄光の時代、未来への「知恵」の遺産者たちが勢ぞろい
迫力がある彫刻に見惚れることしばし。
巨大な彫刻だ。
下からしか見えないのが非常に残念。
西面と東面、全部で30名の功績者が登場している。
付け足されたエンリケ航海王子
最初に作られた記念碑はもろい素材だったため、1960年にコンクリート製に変わって、ついでのエンリケ航海王子の像も付け足したそうだ、先頭に。
なんで付け足されたかというと、エンリケ航海王子が様々な人物を海外に探検させて「海洋王国ポルトガル」を築いた人物だからだ。
エンリケ航海王子はあとで訪れたポルトでも記念公園など名前を頻繁に目にするが、ポルトガルの繁栄は彼なくして語れない。
ちなみに日本では英語風に「ヘンリー航海王子」として歴史に登場している。
ちなみに、1960年という年は、エンリケ航海王子、没後500年で、その記念行事としてコンクリート製に建て替えられてたのだ。
有料だが中に入っててっぺんまで登れる。(リスボアカードで割引適応)
高さが52メートルある。
記念碑の内部にある小さなスペースには、リスボンの歴史を展示している。
記念碑の頂上はちゃんとエレベーターで上がれるのでご安心を。
橋をぱちり。
ここから後ろの方向、川沿いを20分歩いてベレンの塔にいくのだ。
ここから一直線に川沿いに歩けば到着する。
行くぞ。
歩くと結構ありそうな感じがしないでもない。
まっすぐ直線のどんつきに塔のようなものがあり、その横の背の低い四角い建物がベレンの塔。
この川べりをずーーーと歩いていくのだ。
ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと。
。。。。。。
「足大丈夫じゃな。。。うえ~~~~~(;’∀’) うえ~~~(-_-;)」
と道のりを呆然としている私を見かねた末娘。
「これ乗ろうか」と神のような提案を。
これは何かというと
「e-スクーター」というらしい。
e スクーターに乗る
どこでも乗りどこでも乗り捨てることができる。
e-スクーターの一台一台にQRコードがありそれをスマホで読み込むだけ。
そこからクレジットカードを入力して登録すればエンジンがかかる。
と、末娘がサイトから解説を読んでいる。(英語のみ)
なんか本当に最近の機能的、ハイテクには驚かされる。
やっほ~~
私が乗るのを見て、横にいた女子たち(たぶんフランスかどこかの女子)も真似して乗った。
この大晴天に気分もノリノリ♡
ふふん~♫
椅子つきのものもあるとか。
おかげで1kmは楽できた。
結構高そうなので10分で降りてそこらへんに放置。
10分で3ユーロだったか2.5ユーロだったか。
GPSもついているらしい。
あ~ベレンの塔だ。
海賊時代のロマン、ベレンの塔
大道芸人やミュージシャンも投げ銭目当てにパフォーマンスを披露している。
その横をすりぬけベレンの塔に。
見た感じからわくわく。
こういうの好きなんだわ。
橋を渡ると水しぶきがかかるので急いで渡る。
ベレンの塔(Tower of Belem, 世界遺産)の正式名は「サン・ヴィセンテの塔」。
建造は1515年から1521年にかけてのことで、ヴァスコ・ダ・ガマの業績をたたえる目的をこめた灯台だが、テージョ川河口を見張る要塞としての役割も。
当時のリスボンでは、英国やオランダの海賊に対する備えが必要だったのだ。
パイレーツオブテージョ。
だって大砲あるよ、大砲。
(私の顔がハリーポッターのボルテモートみたいになってる・笑)
敵国の捕虜を捕らえておく地下牢とか入って「昔ここに閉じ込められていた人がいたんだなあ」とリアルな風景を見る。
2階をぐるりと回る。
私は
「ここで休むから、上まで上がっといで」
と末娘に告げる。
ベレンの塔は狭い階段を5階上まであがるのだ。
5階まではきつい今の私の湿布足。
二階は水面が近く見とれる。
城壁に腰かけて川面を見る。
大航海時代に想いを馳せるとわくわくする。
海賊とかありなんや~とか。
水の音って癒しになる。
しばらく城壁に居座っていたが、ここがなかなか落ち着く。
水面を見て時代を思う。
末娘が3階から撮った渡橋。
末娘がてっぺんの塔から撮った写真。
私が中央にいる。
かくだーーーーい。
片足あげているのがそう。
おっさんみたいや。w
私もてっぺんにいた末娘をパチリ。
拡大。
いたいた!
あー楽しかった。
時刻は午後2時半。
一度に三か所も見学したものだから、すっかり満ち足りた気分に。
いったんホテルに戻り休憩をとることにした。
来た時とは別の市電で40分かけてロシオ駅まで戻る。
ホテルに戻るときに、例のレストランの客引きアンソニーにまた遭遇。
さすがに今日は近寄ってこない。
扉に寄りかかって遠巻きにこちらを見ている。
昨日のことがあるので嫌な顔されるかと思えば
「ハローアゲイン」
と普通に挨拶してくる。
私も
「ハーイ」と返す。
アンソニーは客引き専門だからお金のことは関係ないのか、とにかく向こうも客商売なんやなあ、と変な感心してしまった。
ホテルに戻って休憩、ごろごろタイム。
空腹を感じて食事に出ることにした。
湿布を貼り替えて。
今日は休み休みあるいているので足は大丈夫。
何食べよ、ということになり
「昨日の郷土料理がヘビーやったから、今日は別なの食べたい。
正直いうと麺が食べたい」
と末娘にいうと、例のごとくすらすら調べてくれ
「ここから歩いて20分歩いて海沿いに大きなフードコートあるよ」
と。
フードコート!!!
おお、いいねえ~
早速でかけることに。