レイキャビクを離れる
今夜の宿まで車で4時間。
途中二か所観光していくから6時間運転覚悟だ。
行きにガソリンを入れていく。
天気が悪く、絶え間ない雨に霧だとか、数十キロ走ってもひたすら同じ風景の一直線。
携帯をブルーテュースで車につなぎ日本の曲をかかける。
まさかアイスランドの車中で米津玄師歌いながら運転するとは。w
出発が遅れたこと、天気が悪いこともあり、5か所ぐらい回る予定を2つに割愛。
車を走らせて1時間45分、エイヤフィヤトラヨークトル火山のふもとにあるセリャラントスフォスという滝に到着。
地面が凍っていなければ滝の裏側を歩けるとあったので、ポンチョ来て歩く。
びしょびしょ。w
そしてそこからまた一時間、一番行きたかったイニスフャラ (Reynisfjara) のブラックサンドビーチへ向かう。
天気が悪くなって心配になってきた。
ついた~~~!!!
黒い砂浜や、何よりもレイニスドランガルという岩柱の数々が圧巻。
不思議以外なにものでもない!
ここから望む南海岸の眺めは神秘の世界で、見飽きない。
大西洋の大波が海岸を打ち付け、結構波にさらわれ注意!みたいな看板がいっぱい。
午後3時半、ホテルまであと二時間。
ナビを付けると
「90キロ直進、突き当り70キロ直進で到着」
というペーパードライバーでも楽勝の運転。
行き交う車もなく、信号もラウンドアバウトも家もなく、ひたすら運転していると[
ここはどこ?私は誰?」みたいになる。w
すっかり真っ暗になってホテルに到着。
Fosshotel Glacier Lagoon,
ファーグホールスミリ
フォソテル グレイシャー ラグーン
闇の中に一か所だけきらびやかにポツンとあるのがこのホテル。
明日見学の氷の洞窟から最寄りのホテルで、周囲がまっくらなのでオーロラ鑑賞に最適の場所だ。
部屋の室内は暗く、窓が大きくしつらえてある。
部屋から星空は見えないものだが窓に顔を近づけてみると星空が見えて、星空見える=雲がない=もしかしたらオーロラ見える、外に出る、みたいな感じだ。
部屋に入り、お湯でカップ麺をふやかしてコーンポタージュをかけて即席洋風パスタ、それに朝もらったパンやチーズを食べて疲れのあまりすぐに就寝。
オーロラ用に目覚ましを夜中の12時にセットした。
ただしオーロラ指数は低く(雲の状態を示す)見れない感じではある。
12時に私だけおきて、窓の外を見ると星が見えた。
お。オーロラ見えるかも。
ロビーにいくとたぶんツアー会社の人たちだろう、オーロラ
見張り当番が外にいる。(室内からでは絶対見えない)
車ででかけている人たちもいる。
本当にオーロラがでたら、何十台も停まっている車が一斉にオーロハントに出るはずだからオーロラはでていないんだろうな、と知る。
部屋に戻って末娘に言う。
3時にもう一度起きようと二人で寝る。
3時に起きたら星空のままだった。
ロビーにいくと誰もいない。
車もたくさんある。
ああ、今日はオーロラだめなんだな。
でも起きたから車だそうと二人で車に乗る。
星空がきれいでしばらく車外で見ていたら、うっすら灰色のベルトが夜空に行く筋も走っていた。
これオーロラの基礎帯やな、と勝手に解釈してホテルに帰る。
初日に見れて本当に良かった。