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元ロック雑誌のライターでアートプロダクション経営者のどんぶら旅日記

世界で一番開催規模が大きいと言われている工芸のEXPO、インド スーラジクンドメラ。日本から史上初めて招待されて私たちが行きましてん!⑦

 

VISA狂奏曲

 

1月21日木曜日

 

大阪組三人のパスポートが、結局

 

「この大使館の招待状でいいのか、という確認が取れないので。

領事館に確認してからの書類預かりになる」と。

 

インドVISAセンター預かりで領事館までいかなかったというショックすぎる出来事。

 

 

 

 

VISA取得の仕組みは VISAセンターで書類の不備をチェックしお金を徴収する。

 

それでOKだったら、

 

「いついつ取りに来い」

 

という預かり証を発行してもらい、それからVISAセンターの職員が領事館にもってく。

 

領事館はVISAセンターから徒歩数分のところにある。

 

そのパスポートを領事館が預かり、領事館でVISAを貼りつけてVISAセンターに戻す。

 

という仕組み。

 

確認がとれないということで書類がVISAセンター預かりではいつまでたってもVISAがもらえない。

 

VISAセンターからパニックになって長谷川さんに電話してこうこうだからと説明する。

 

 

 

 

「確認取れないから領事館に回さないっていってます」

 

と。

 

 

 

前述したが、私は長谷川さんとは一度も会ったことがないのだけれども、

ワードワー大使閣下が長谷川さんに

 

「星山さんと連絡をとるように」

 

といったことから電話でのやりとりは11月から始まっている。

 

長谷川さんは

「僕の名前をだしてみてください。

僕の名前は知っているはず!」

という。



で、混雑する窓口に割り込んで

 

「新潟のミティラー美術館の長谷川さん」

 

と名前を出したが

 

「知らない」

 

でおしまい。

 

ついでに

 

 

「領事館に確認していますか?」

 

と尋ねたら

 

「FAXで送ったから返信待ちだから待ってて。

大阪総領事が出張だからまた明日金曜日にきて」

 

と言われる始末。

 

 

 金曜日って

 

1月22日 出発の6日前だって!! 間に合うの?!!

 

 

結局、金曜日朝一番でまた3人で行き、2時間待ったが、領事の返事がないので今日は帰ってください、またと言われる。

 

山田先生も濱渦先生も

 

「もう行くのやめようかな」

 

ぐらいのお疲れ加減。

 

 

 大阪組三人のパスポートはVISAセンター留まりのままでこうして出発まであと4日となってしまったのだ。

 

 

 

これに関しても

 

「長谷川さん~~~~~~~~~~~~~~」(泣)と電話。

 

 

翌日土曜日、朝長谷川さんから電話があり

 

「昨日の夜11時半に大阪の総領事から携帯に電話かかってきて、

 

『大使館からの書類が午後に届き、自分も不在にして申し訳ない、すぐにその三人のは処理するから。VISAセンターから星山さんに電話させる』

 

といっているから大丈夫ですよ」

 

と電話の向こうで後光がさしているかのお言葉。

 

 

 

よかった~とか思って安心していたら、

 

 

1月26日火曜日 出発まであと3日 VISA間に合うの~~??!!!

 

1月26日火曜日、昨日の朝9時、VISAセンターから電話があり、

 

「領事館がイベント主催者の招待状がいるから受理できないといいています。イベント主催者の州政府の招待状もってきてください」

 

と。

え~~~~~~~~~~?

で、

朝9時長谷川さんに電話

 

私「領事館が主催者の招待状必要いってますよ?!!!!!!

  私が大使館から招待されて書類だしているのにそれではだめ、と」

 

長谷川さん

「はあ一番えらい大使館招待状だしてんのに、なにふざけたこといってるんだ。

星山さん怒らなくてはだめです。

上から物いわなくては

なに言ってんだ!って

大使館がいいって言ってるのにあり得ないだろうって」

 

「。。。言えるわけないじゃないですか。

いやあ、何回も大使館から頼まれて行くんだ、っていったんですけどね。。。」

 

長谷川さん「すぐに総領事に電話します」

 

で、朝10時長谷川さんから電話があり

 

「今大阪の総領事に電話しました。

『大丈夫です、すぐに処理します』と言っています。」

 

で、直後10時10分VISAセンターから電話があり

 

「領事館が受理するようなので、招待状いらないです。書類もう何もいらないです、すぐ領事館に持っていきます」

 

ああ、これで水曜日とかに受け取れるんかなあ、と安心していたら

で、午後2時VISAセンターから連絡

 

「星山さんのVISA、2月2日にあがります」

それって出発予定後4日後。。。。。

 

え~~~~~~~~~~~~~~!!

私1月29日出発なのに

 

「1月29日出発って書類に書いてありますよね!!!」

 

VISAセンター「そう言われても仕方ないですね」

 

あわてて長谷川さんに電話、

 

「私のVISA,2月2日あがりっていっています~~~~ひいいいい」

 

長谷川「はあああああああ!!すぐ電話します」

 

午後3時長谷川さんから電話があり

 

長谷川「今総領事に電話したら『なんんで長谷川さんは私を信用しないんですか2秒で発行します!』っていってました」

 

で、電話を切って3分後VISAセンターから

 

「なんか今日あがるみたいです。

今日5時まで来たらできているかもしれません」(←なんやこの電話・w)

 

で、星山、山田、濱渦大阪組は「今から家でよう」と泡くってVISAセンターにいくため電車に乗って。

するとVISAセンターから電話

 

「来ました、パスポートきてます」

 

って。

午後4時半にいくと、すでに30人待ち。

みんな引換券を提出してまっている。

 

私にはそのようなものがそもそもない。

 

なので窓口いって

 

「あの~~~」

 

と行ったら職員三人が私の顔覚えていて

 

「ああ、ちょっと待ってて」

 

と順番すっとばしてパスポート三人分くれた。

 

あとから遅れてくる他二人の委任状も不要で、その場で

 

VISAがで~~んと貼り付けられたパスポートをやっと、やっと手にしたのであった。

 

 

 

先週から私の対応をしていた課長さんらしき男性が

 

「本当に色々と。

もう何が何だかこっちもわからないくらい領事館がころころいってきますね。

長谷川さんから電話があった、って、私長谷川さんしらないのかって言われて。

もう本当に何回も変わりましたね、すみません」

 

 

で、VISAセンターに山田さん、濱渦さんが到着。

思わず出た言葉

 

 

「インドの格言は『終わり良けすべて良し』」

。。。。。。。。。。。。。。。。

ちなみに泡くって出た私の格好はすっぴん、ジャージでしたし。

 

 

 

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同年8月に奈良東大寺のイベントで在日本インド大阪総領事との写真。末娘も。