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元ロック雑誌のライターでアートプロダクション経営者のどんぶら旅日記

2月18日月曜日 ⑥ 夕方シントラからリスボンに電車で戻る 。リスボン一番人気のジェラード屋さんへ


リスボンのアイスな夜


さよならシントラ 戻ったよリスボン

 

駅につくと、ホームに電車が停まっており、シントラ観光のしまいの時間とあり、大勢の観光客が電車に吸い込まれていく。

私たちも一番前の空いている席まで移動して座る。
いやはや、本当の本当にくたびれた。
右足のふくらはぎがかつてないくらい痛い。
40分後、ロシオ駅に到着。

 

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きれいな駅だ。

時刻は午後6時半。

 

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後ろの電車に乗ってきた。

末娘も疲れた顔してるなあ。
そりゃあそうだ。
シントラ周遊、どんだけ坂歩かされるか。笑
シントラ周遊パスはこれにておしまい。

駅を出てホテルに向かおうとすると、末娘
ポルトガルで一番老舗、一番人気のジェラートの店が駅から近くにある。
そこでジェラート食べて帰りたい」
と。
昼間食べたポルトガル料理が重たすぎて消化されていなかったし、甘いものが食べたいこともあり「行こう!」

朝誰もいなかったはずの通りが賑やかな通りに一変している。

 

 

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頭上に見える有料通路

勾配のある坂を15分登りに歩いて店に到着。
「勾配」
これにつきる、この町。

いやポルトガル

 

 

歩いていると、ファドのギターの音が聞こえてきた。

 

ストリートミュージシャンか?

 

むせび泣くようなギターの音色。

あまりの素晴らしさにきょろきょろ探すと、車からギターの音が流れていた。

 

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ファドのギターの音はこの車から!



これはCD販売者。
CDの音源を流していたのだ。

 

買おうかしばし迷ったほど。

でも早くジェラード屋さんに行きたかったので素通りする。

 

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あ、ここ! リスボン一番人気のジェラード店!



つきました、突然地味に登場。

 

 

老舗ジェラート屋さんサンティーニ シアード

 

 

サンティーニ シアード Santini Chiado。
1949年にリスボン近郊のリゾート地、カスカイスでオープンしたお店、超老舗ジェラート屋 サンティーニ。
リスボンのシアード地区にオープンしたのが9年前。
すごい行列を覚悟と聞いていたが、冬であり、なおかつ夕食時とあって、広い店内に客は3人だけ。

 

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オンシーズンだと外まで並ぶのがあたりまえのお店



店内はいっていきます。
間口狭くて奥行き長い。
右奥のおじさま、一人でもくもくとジェラート

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簡潔なお洒落感が良い



奥の左手がレジ。
先にお金払ってからジェラートを選ぶのだ。

 

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メニュー



これがジェラードの種類。
ポルトガル語と英語があり、これは英語表記。
思わず「マラブンタって何?」
英語だと「人食い蟻」やし。( ´艸`)

 

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赤白ストライプ基調の店内

 

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めっちゃボリュームあり。
果実が濃厚!
もともとジェラートは果実が濃厚で乳脂肪分が少ないものをいうことだし。(アイスクリームは乳脂肪分倍)

ポルトガルで1番おいしいと言われているけれど、1番とかわからないけれど普通に美味しいです。
私たちの左隣に、先ほど写真に映った「一人でもくもくジェラート」していた50歳くらいの絶対にジモティーと思われる男性が隣席の私たちに声をかけてくる。

私たちに
「チャイニーズ?」
と聞くので
「ノン ジャパニーズ」
と答える。
おじさん
「ごめんね、間違えて」
と謝るので

「全然かまわないですよ~」
と。
だってアジア人みたらまずは中国人ときけば10人のうち9人はそうだろうし。

おじさんは食べ終えて席を立ち「良い旅を」と言ってくれ、私たちもオブリガーダと答える。

ジェラードを食べて外に出る。

 

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この販売者、可愛い

先ほどのCD販売者。
ギターではなく違うファドのCDを流していた。


車のCD流し、ちょっと立ち止まって聴いた。

結局CDを買うこともなく、下り坂をおりる。


下りきったところにこんなものが。


勾配、段々の街に欠かせない足「リフト」登場
サンタ・ジュスタのエレベーター


さっき頭上に見えていた有料渡橋だ。

 

上の路地までの渡り廊下、通路に通じる運んでくれる高さ45mのエレベーターだ。


1906年に建設されたこのエレベーターは、低地のバイシャ地区と高地のバイロ・アルト地区を繋ぐ市民の足として、観光客の足として重宝な存在だ。

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街中にこんなリフト、ポルトガルならではの光景

 

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上だけみたらすごい高さ!上からきたら平坦な道なのだ




リフトは有料。5ユーロ。
リスボアカードというリスボンの電車乗り放題パスでも利用できる。


このビルの頭上を飛び越えてつながっている。
ようするにその上が道路というわけだ。
そっち方面にホテルがあれば6階分の階段をスキップできるのだ。

リスボアカードは明日購入する予定だから明日乗ってみよう、と後にする。
足が痛いから早くホテルに帰りたい。
ささ、エスカレーターも見学したし、いよいよホテルホテル、と思ったその瞬間。
え?
なに?
なに?
きゃ~~~

れれれれのれ~と私がネオンにひかれてある店に吸い込まれてしまいました。

 

オイルサーディンの遊園地型ショップ

 

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華やかな楽しそうな外観に吸い寄せられてしまった



こんなん。
パチンコスロット?
いえいえ、缶詰のおみやげ物屋さんです。

にぎやか~好きこういうの!
ラスベガスみたい!!

 

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お店のコンセプトはテーマパーク、缶詰の w


ぜーーんぶ缶詰。
オイルサーディンのお店。

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オイルサーディンはポルトガルの土産物として外せない。

 

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だったら、買ってもらいましょうか、ぐらいに意気込まれた店。

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思わずたくさん買っちゃいました、缶詰。
スーパーより1個200円ぐらい高いかも。
でもいいねん。
オイルサーディンのアミューズメントパーク(遊園地)だし。w

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時計うさぎっぽい=

 

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8個買ったらこんな箱にいれてくれました。

 

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中身は

こんな感じで詰め合わせてくれる。

 

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この店のパンフ、日本語版。

 

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最終日に買う予定だったオイルサーディンの土産を早々にたくさん買ってしまった。

重たい荷物を増やしたけれど、「まあいいか」が大事。

ホテルに向かう。
ホテルホテルホテル♪
とホテル付近まで来たら、ぎくり。

 

 

ぎくり。ぼったくり店の客引きと再会

 

 

すっかり遠い昔みたいになっていた、昨日のぼったくりの店の前を通過したとき、あの客引きアントニー(吉本芸人のアントニーに似ている)が私たちを先に見つける。

アントニー「お! フレンド、日本のフレンド!!」(←英語)

 

と駆け寄ってくる。


末娘「そばによらんといて、頭きてるから」(←日本語)


末娘無視を決め込む。


アントニー、そこまでの日本語わからない。


アントニー「ほら、昨日会ったじゃん、握手握手」(←英語)


末娘「もう、あっち行って」(←日本語)見向きもせず。


ここで初めてアントニー、私を見る。


私「なんや、若いほうがばかり声かけて。わかりやすいやっちゃ」(←日本語)


アントニー「どうしたの?忘れたの?昨日うちでごはん食べていったじゃん」(←英語)


私「ぼったくりの店って評判やで自分とこ」(←日本語)


アントニー「なんて?なんて?」(←英語)


としつこくついてくるので


私「自分安いっていったのに、きっちり高かったから納得いかんかってん」(←英語)


と英語で。
本当はもっときつい言い方もできたけど、ホテルで入りするたびに毎回アントニーと顔合わすこと考えたらちょいソフトにいっとこ、と。


アントニー「ふうん。わかったよ。ばーい」(←英語)


意外にあっさり「さよなら」

これでもう声をかけてこないだろう。

アントニーのやりとりしていたらホテルに到着。
こんな一日で、ホテルに戻って、なんか食べにいこうか、どうやらと部屋で話しているうちに寝てしまいました。
夜8時半に。

おしまいの今日。