エンリケ航海王子広場
ボルサ宮のまん前にあるエンリケ航海王子広場。
ポルトガルに来てよくよく耳にしたおかげですっかり認識したエンリケ航海王子。
ポルトガル王ジョアン1世の第五子・三男坊。
三男坊だから王権争いにも参加せず、好きなことができる立場にあり、だからこそ歴史的に有名な「航海王子」となれた。
軍功績もあり、深い信仰心もあり、数々の逸話があるけれど、やっぱ船団を組ませて探検や地図の作成に生涯を注いだ彼のおかげでポルトガルの黄金期につながるわけで。
王子自身は船酔いがひどくて実際に船団には加わらなかったけれども、スポンサーとして惜しみなく金を使って船団を組ませ、現在もポルトガル領になっているマデイラ諸島・アゾレス諸島・カナリア諸島などは、エンリケが派遣した船乗りたちが発見したもの。
そんな王子の生地がポルトだっていうんだから。
こちらが表側。
後部赤い建物は「史跡」。
史跡を建物で覆って保護している。
サン・フランシスコ教会
かなりぼろい、もとい、歴史感のある、モヌメント・デ・サン・フランシスコ教会。
それもそのはず14世紀の建築物でさらに歴史はさかのぼる。
これは側面で、正面はもっときれいに修築されている。
これが正面だ。
歴史地区の、ユネスコの世界遺産だ
中はポルトガル繁栄期を誇る金ぴか装飾で、木彫りの上に金泥を塗った「ジュゼッペの家系樹」(キリストの家系図)は圧巻らしい。
らしい、というのは中に入らなかったから。
今日は散策で一回りしたいので、じっくり観光は割愛。
サン・フランシスコ教会の正面。
その前を路面電車が。
サン・フランシスコで路面電車って、アメリカちゃいます。(笑)
アメリカの街もこの教会もサン・フランシスコ、聖フランシスコ、キリスト教のフランシスコ会創設者修道士の名前だ。
公衆の面前で公衆トイレ、ちょっと気恥しいかも。
ちなみに「最大20分」制限あり。笑
ポルト観光の終着場、ドウロ川についた!
教会のすぐ下に目的地のドウロ川がいきなり見えた。
「あ、ついた。。。」
みたいな。笑
この写真中央やや左の路地から河岸の中心部に行く。
路地、いい感じ!
ちょうど賑やかな河川敷観光街の裏側の路地。
ひっそり感が逆に面白い。
2~3分でにぎやかな中心部に出た。
ドウロ川北岸、観光客集結のカウス・ダ・リベイラ
後ろに立ち並ぶ建物の裏の路地から河川敷表広場へ。
太陽が降り注ぐ格好の「お休み処」
遊歩道、多々ある橋巡りクルーズの発着場、釣り場、日向ぼっこ場として「あり」の観光スポット。
早速ベンチに座って日向ぼっこ組に参加。
気温が高くて22度もあるので川辺で座って日向ぼっこしていたら暑い暑い。
ダウンもセーターも脱いでまさかのTシャツになるとは!!
2月です2月。
ドウロ川クルーズの船。
カイダ・ダ・リベイラの中心地 リベイラ広場。
露天商もカフェも人で賑わっている。
向こうに見える橋に向かう
ドン・ルイス1世橋
ドン・ルイス一世橋。
橋の一番てっぺんは電車が通り、歩道でもある。
下段は車と歩道。
向こうの丘に見えるのはノッサセニョーラドピラール修道院。
入口がある坂道を上っていくと展望台があり、そこからの橋を眺める。
歩道を渡って修道院入り口付近まで行ったが登ることはしなかった。
蓄積疲労足で坂道登りは避けるに限る。
橋の手前に上に上がるエレベーターが有料である。
ここから向う岸に渡った。
渡ったところで散策終わり。
ホテルに帰ることにする。
きた道を楽ちんバスに乗って帰る
「ずっと下ってきたやん。
これ、ずっと登りで帰るなんて絶対ありえへんわ!」
と私が叫んだその瞬間、私の横にバスが停車した。
ほんと、「お前は猫バスか?!」というタイミングでバスが目の前で停車したのだ。
見ると、バス停がすぐ目の前にあった。
娘が「これ乗る!」というので慌てて乗車。
行き先も確認しないまま乗車。
「大丈夫なん、これ乗って?ほんまか?」と不安げに尋ねると
末娘が「大丈夫!」と。
いつだって冷静。
バスもいちいち「次はどこどこ」なんてアナウンスしないからバスの中で末娘はGoogleマップつけながら乗る。
バスに揺られながら、下ってきた坂道をぐんぐん登っていく様をみていたら、気分がよくなる。
この坂道を登って帰らずすんだ安堵感でいっぱい。(笑)
バスに満足し明日の帰路の相談。
私「明日ホテルで空港までのシャトルバス頼んだら25ユーロだったよね。
高いな、やっぱ。
たぶんタクシーで15ユーロいかないと思う。
キャンセルしてタクシーで行こうか。」
末娘「近くのトリンダーデ駅から地下鉄で1本でいくよ。
車だと片道30分だけど地下鉄だと空港まで直行で30分、二人で5ユーロでいけるで。
電車で行こうや!」
私「え~。電車かあ。
駅までスーツケース引きずってがたごと行くんだ。。」
末娘「大丈夫、ホテルから徒歩4分、全部下りだから!」
私「下り? だったら話は早い。OK」(笑)
という話をしていたら、バスの終点がトリンダーデ駅だった。
おお!