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元ロック雑誌のライターでアートプロダクション経営者のどんぶら旅日記

2月23日土曜日 ① ポルトから再びLCCでバルセロナへ


今日はポルトからバルセロナにいく。

 


ポルト地下鉄

7:30、誰もいないラウンジで朝食。
毎回誰もいない、って書いてるな。笑

 

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最後のナタ(エッグタルト)を食す

 

 

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チケットでーす


ホテルをチェックアウトし一度も地下を通らなかった地下鉄で30分、空港へ。

 

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想定外の混み具合



うわ、いっぱいで座れない。
空港行きなのでスーツケースを持つ人たちでいっぱい。
シルバーシートと言わんばかりに私だけ着席。
途中の風景に驚愕。
普通に道路わきを電車が走り、レールと道路の間に柵もないのでびっくりびっくり。
危ないやん!
そして30分後、空港に到着。

 

ポルト空港へ

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関空規模だけど、関空のほうが賑やか



ポルト空港へ。
バルセロナからリスボンに飛行機で入ったため、ポルト空港は初めて。
思わず
関空みたい~
がらがらなところが違うけれど」

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こじんまりとしていて、落ち着く。
万事を取りすぎて2時間半前にきたのだが、暇そうに座る羽目に。
暇そうにがらんとした椅子に座っていたら、少し離れた前方の椅子に
「明らか日本人男子、100%間違いない」
と思われる男子が座っている。
誰もいないものだから対面でお互い目立つ。

末娘と二人でひそひそ。
日本人、ポルトでは珍しいよね、昨日のレストラン除いて。
大学生?
一人っていうのも珍しいよね。
卒業旅行で一人旅ちゃう?
とか。
イベリア航空のカウンターがあき、数名の客がカウンターに並んだが(時間が早いので少ない)その男子も並ぶ。
ふと彼が手にしたパスポートの色を見たら濃紺だった。
私たちは「日本人のパスポートは赤」と思っていたので
「あれ?あの人日本人ではない?
あれどこのパスポート?
えええ?おかしいな、どう見ても日本人なのにな」
と二人で驚く。


旅をされている方ならおわかりだが、旅をしていると、韓国人、中国人、日本人の区別が9割がたわかるようになるのだ。
この男子の場合、100%日本人だと確信していたので濃紺のパスポートで
「あれどこの国?」
と。



時間がいっぱいあって暇つぶしにカフェへ。
ぱさぱさして美味しくない。

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チキンサンド

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うーむ




空港内はやっぱり高いね、とレシートとにらめっこ。

 

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早く来すぎたせいで時間をもてあます



小さな空港なのでぶらぶら歩きもすぐに終了。

 

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飛行機の中用にお水とオレンジジュースを買う。

 

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末娘が買っているのはリスボン名物、さくらんぼのリキュール「ジンジーニャ」だ。
リスボンで見つけられなかったのだがここにあった!
お土産用。

 


気持ち的に「こんなところに日本人が!」

 

 

搭乗するのにいつも一番最後な私たち。
機内持ち込み荷物がないので、荷物場所取りで早くから並んで待つこともなく最後の集団で乗り込む。

意外にも満席で、3席並びの窓際とまん中列だったため、通路側の人がどいてくれた。
思わず
あ!
相手も
あ!
あ!って言ったよ、この人!
(笑)
さきほどの男子だ。
異口同音に「日本の方ですか?」と。笑

私たちが「いや絶対日本人思っていたらパスポート紺色で、いったいどこの国?」とか思っていたことを話すと、彼も
「空港でお見掛けした時、日本語話されていたんで、お声をおかけしようかずっと迷っていたんです。
日本人本当に見なかったんで嬉しくなって」
と。
なんて丁寧な日本語話すんや。← なんて雑に聞こえる大阪弁や・w
日本のパスポートは赤だけではない、この日のお勉強。笑
(日本のパスポートは4色ある!)
そうとう日本語がしゃべりたかった彼はたくさんお話ししてくれた。
愛知県の大学生で卒業の研究でポルトガルの田舎町の大学の研究室に二か月間研究していたこと
これから大学院に入ること
など、それは興信所の報告のように個人情報大放出で。
言葉使いもきちんとしているし、好青年の見本のような男子であった。
二か月のポルトガルの大学の研究を終え、明日バルセロナから日本に帰ることなど話してくれた。
エアB&Bで探したお宅にいて、料理もするとかで、じゃがいものスープの作り方も聞きましたとも。

 

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言葉遣いも大変きちんとしていたSくん




空港の荷物のターンテーブルでお別れ。
彼は市内のホテルへ。
私たちは空港近くのホテルへ。
大学院がんばってねSくん!

 

再びのバルセロナ

 

明日のバルセロナからフランクフルト経由関空いきが明日の朝9:55発なため今日はバルセロナ空港近くのホテルへ。
バルセロナ空港は、直近で3度目の利用なので、すいすいと移動。
外に出て、ホテルのシャトルバス乗り場へ。

 

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各ホテルのシャトルバス乗り場


これが私たちが泊まるホテルのバス。

 

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バス送迎付きはありがたい


このホテルはバルセロナ空港出発が早朝な旅行者が使う空港ホテル。

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空港まで車で15分。
特色は24時間無料で空港までシャトルバスを出してくれることだ。

チェックインするなり
「明日何時のシャトルにしますか?
6時半はいっぱいです。
7時?大丈夫です」
と明朝のシャトルバスのリストに名前を書いた。

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ロビー

鍵をもらい部屋にいく。

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廊下
古いが清潔でシックな雰囲気。

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窓をあけたら車の音がすごく開けられない。
部屋は古い感覚。というか、古い。


照明も暗く、立派なのに暗くて落ち着かない。

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最後のバルセロナだからまだ食べていないパエリア食べに行こうとホテル付近を歩いたが、貧弱で激高なレストランが一軒あるだけで飲食店が皆無。
通りも華やかさがなく、郊外の何もない、住宅地。
本当に一週間前に来た神々しいガウディのバルセロナと一緒のバルセロナ?と思うほどのかけ離れた感覚。
まあ、そんなもんやろ。
京都でもちょっと市内から離れたら素っ気ない住宅地だし。

一緒のシャトルバスで来た人たちが地下鉄で市内にいくという話をしていた。
ホテルから徒歩10分で駅があり、そこから20分で中心地区にいけるらしい。

しかし私たちはすでに「燃え尽きた」力石徹VS矢吹丈なみに疲弊し、近所のスーパーで食料の買い出しにいって、今夜はしまいにしようと。

 

 

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ホテルから徒歩数分で大型スーパーが三軒あり、ついでに大量のスナック菓子を土産物用に買う。

ハムとパンとオレンジジュースを買い、ホテルの部屋で夕食とした。
荷物を片づけ、何もすることがなくなり寝る。

じみーーなじみーーーな最後の夜であった。

思ったこと。
日本で予定を立てたときは、帰りは朝の便を待つだけの滞在だから何もなくてもいいので空港に近いところを、と考えていた。
で、実際に何もないところに泊まったら、


「失敗した、安全策とりすぎた。
最後の夜は街中で宿泊し、パエリア食べるべきやったな」

と。

ささ、明日は大阪帰るぞ!